裏側矯正装置を装着して半年が経ちました。
前回の調整時に、「次回はアンカースクリューつけるからね~」と言われ、
おびえながら装着してきたので、そのことについて今回は綴ります。
アンカースクリューとは
矯正用アンカースクリューとは、金属製の小さなネジです。
これを歯列外の骨に埋め込みます。
通常の矯正は、奥歯を支点として前歯などを移動させます。
しかし、前歯に引っ張られることで、支点となっている奥歯も少なからず移動を起こしてしまいます。
これを解消するのが、アンカースクリューです。
埋め込んだアンカースクリューを支点とすることで、それ自体が移動することはなくなり、治療期間を短縮することができます。また、ガミースマイル等の治療にも有効です。
装着にかかった時間は・・・?
前回診察時に、「次回はアンカースクリューつけるから、1時間くらい見積もっといてね」と言われていました。
矯正の効果が出てほしかったので、早く装着してほしい気持ちと、
ピアスの穴も怖くて開けれないのに口の中の骨にネジを挿すなんて…という気持ちと半々でした。
怖すぎる…と思いながら向かった治療でしたが、実際にかかった時間は、
矯正措置の通常のメンテナンス 10分
麻酔注射・麻酔を効かせる時間 10分
装着 5分
くらいでした。非常にあっさり終わりました。
痛みは・・・?
はじめに言います。
まったく痛くありませんでした。
もちろん、個人差はあると思いますが。
ただ、結構怖かったです…。
私は、上あごに装着したのですが、
つけている間、先生がぐりぐりと骨にネジを回している感覚が感じられて、
頭蓋骨まで貫通したりせんのかなとかいう感じがありました…。
ありえませんがね笑
血もほとんど出ませんでした。
装着してから1時間半後には普通に晩御飯を食べていたくらいです。
矯正治療に向けて、抜歯をされた方も多いと思います。
抜歯が大丈夫だったなら、アンカースクリューも絶対大丈夫です!
処置後の痛み・不快感は、抜歯後と比べて1/10くらいでした。
実際の写真
お見苦しい写真になってしまいますが、治療経過として残しておきます。
(矯正開始前)
左右4番の葉を抜歯直後の写真です。
アンカースクリュー装着までの半年は、歯並びをきれいにするために
ワイヤー矯正のみしました。
(アンカースクリュー装着後)
上あごの真ん中にネジがささっています。
これが、アンカースクリューです。
アンカースクリューを入れてから2カ月くらいはこのまま何もせず、
さしたままで、しっかりと固定されるのを待ちます。
2カ月経過後くらいに、このネジにゴムをひっかけ、ここを支点として
前歯を後ろに動かしていく治療をしていきます。
歯並びは、半年のワイヤー矯正のおかげで、きれいなアーチ状になっています。
最後に
矯正治療は、「つらいことも多いが、やるべき」という声をよく聞きます。
私は、歯が動いていく過程でワクワクがとまらず、毎月の治療をエステに行くような感覚で楽しく通うことが出来ています。矯正治療を、あまり「つらいこと」として感じません。
矯正治療のために、抜歯を7本したのですが、
確かに、その期間はつらかったですね…。
しかし、そこが山場だったと思います。
今は、どんな最終形態になるのかとても楽しみです!
治療完了後、before→afterをお見せできればと思っています。