ペルーでナスカの地上絵、ワカチナ、マチュピチュの観光を終えたので、
次はボリビアのウユニ塩湖へ!と言いたいところですが、
ボリビアへ行くまでの道中に他にも見ておくべき場所があります。
チチカカ湖です。
(私たちのペルー縦断経路:
リマ(ナスカの地上絵)→クスコ(マチュピチュ)→プーノ(チチカカ湖))
その規模は日本最大の湖琵琶湖の12倍、そして標高は3810mと富士山山頂より高い場所にあります。
クスコからプーノへ
クスコからプーノへは、バスで移動しました。
チケットは、クスコの街中の旅行会社で購入しました。
とっても立派なバスです。料金は55ソル(およそ1,850円)。
片道7時間半ほどかかりますが、座席も広く、ゆったり過ごせるのでへっちゃらでした。
プーノの宿泊先
プーノのバスターミナルに到着したら、
事前に後日行くボリビアの首都ラパス行きのバスを予約してから、
ホテルへチェックインしました。
宿泊先は、「ホテル マンコカパック」にしました。
部屋は広く、シャワーもお湯がでて、朝ご飯付きと豪華なホテルではありませんが、
バックパッカーには文句なしの宿です。
このホテルで、チチカカ湖のツアーを予約しました。
私たちが予約したのは、チチカカ湖にうかぶウロス島・タキーレ島をめぐるツアーです。
トトラ(葦の一種)でつくられた浮島・ウロス島
島とはいっても、トトラ(葦の一種)で作られた、人工的な島です。
前日予約したツアーに参加し、ウロス島へ向かいます。
チチカカ湖を、水を切って進んでいきます。
富士山よりも標高が高いので、空がとても近く感じます。
茶色いすすきのようなものたちがトトラです。
これでつくられる島ってどんな島なんだろうとわくわくします。
島が見えてきました。
住民さんが、手を振って迎えてくれます。
ツアー客が全員乗って沈まないのびくびくしながら上陸です。
ウロス島の方たちは、こうした観光客の受け入れによる収入等で、生計を立てています。
島では、お手製の民芸品を売ったりしています。
トトラでつくった船にも乗せてくれます。
この船で、チチカカ湖をのんびり30分ほど周ってウロス島のツアーは終了です。
タキーレ島
私たちは、ウロス島のほかに、タキーレ島もめぐるツアーにしていたので、
タキーレ島へも行きました。
こちらは人工的な島ではなく、ちゃんとした島です。
この島には、電気も水道もなく、自給自足・助け合いのスタイルで
生活が成り立っています。
ツアーによっては、1泊や2泊のホームステイも組み込まれており、
太陽が昇ったら起き、太陽が沈んだら眠るという人間本来の生活を楽しむことが出来ます。
富士山の山頂よりも高く、電気の通っていないこの真っ暗な環境から見る星空が格別だという話を聞き、是非見てみたいと思い、私たちは1泊のホームステイのあるツアーを選びました。
タキーレ島に上陸です。
標高が高いので、少し坂をのぼるだけでも重労働です。
見晴らしのよいところまで登ってきました。
自給自足で生活がまかなわれているこの地ならではの、穏やかな雰囲気が流れています。
大陸にいるときは、治安が悪く、常に気を張っていたので、よりその穏やかさを感じました。
時間を気にせず島をのんびり散策しました。羊の大群がいたりします。
タキーレ島は、のんびり過ごす以外に特にすることはありません笑
でも、これがなんだかとても贅沢な時間でした。
夜ご飯は、ホームステイ先の方が用意してくれました。
ジャガイモのような根菜をすりつぶしてお好み焼きのように焼いたものと、
島でとれた野菜を使用したスープでした。
豪華なものではありませんが、優しい味で、満足しました。
普段、いいお肉やいいお酒等に喜びを見出しがちですが、
本来これで十分な食事だなあ…と思ったものです。
夜は、島のみんなで集まってダンスを楽しむというので、
それを楽しみにしていましたが、雷雨で中止に…。
もちろん星も見れず、残念でしたが、こればっかりは仕方ないですね。
用意していてくれた部屋はきちんとベットもあり、よく眠れました。
翌朝、ホームステイ先の方にお礼を告げ、プーノへ戻ります。
プーノへ戻ったら、いよいよウユニ塩湖のあるボリビアへ向かいます。
ナスカの地上絵・ワカチナ・マチュピチュ・チチカカ湖とペルーは見所満点でした!
次回は、ウユニ塩湖について書いていきます。